近畿高校野球 南部は履正社と

 来春の選抜出場校を選ぶ際の重要な参考資料となる秋季近畿地区高校野球大会(20日~、兵庫県・ほっともっとフィールド神戸)の組み合わせ抽選会が16日に大阪市内で開かれ、和歌山3位代表の南部は18年ぶりの春の甲子園切符をかけ、初戦で大阪1位の履正社と対戦することが決まった。南部は選抜へ1勝が絶対条件。選抜準優勝2回を誇り、新チームは今夏に史上初となる2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭を府大会決勝で破った強豪に挑む。試合は20日第3試合(午後2時~)。

 履正社は豊中市にある私学。硬式野球部は春7回、夏3回の甲子園出場経験があり、2014年と17年春には準優勝している。OBには山田哲人選手(ヤクルト)、T―岡田選手(オリックス)らプロ野球選手も多数おり、今秋の府大会決勝では小深田大地選手(1年)の1本塁打3打点、植木佑斗投手(2年)の6安打2失点完投の活躍で大阪桐蔭を5―2で下し、大阪桐蔭の公式戦連勝を36、府内での公式戦連勝を44でストップさせた。新チームは攻守に隙がなく、近畿地区大会でも有力視されている。

 南部には16日夕方、抽選結果の知らせが届いた。矢野健太郎監督は大一番の相手について、近年公式戦、練習試合ともに対戦はないものの府大会決勝は調査済みといい、「小深田選手を中心に打線に切れ目がなく、投手もいい。大阪桐蔭に勝っており、圧倒的な実力を持つチーム」と最大限に警戒。その上で、「みんな近畿大会出場の目標を達成し、前向きに、気持ちを入れて練習している。打線は好調を持続。エース(鎌倉海斗選手)は県2次予選ではよくなかったが、調子に波があり、今度はうまく仕上げて臨んでくれるはず」とナインに期待を込めた。県2次予選後は課題の守備練習を少し増やし、調整は順調の様子。「全国トップクラスの強豪と戦える、いい機会をもらえた。選手たちにとっても、いい経験になる。とにかく一戦必勝の気持ちで頑張りたい」と難関をチャンスと捉え、選抜出場へ全力でアピールするつもりだ。

 対戦相手が決まった16日夕方、選手たちは自主練習。県2次予選の智弁和歌山戦で本塁打を放ち、近畿地区大会でもバットに期待がかかる主砲の尾田優吾選手(2年)はグラウンドに姿を見せ、「大阪1位校が相手で、わくわくしています。甲子園に行くためには、強豪と試合をしなければならないので、どこが相手でも自分たちの野球をするだけ。打撃は絶好調なので、チームに流れを呼び込む一打を打ちたい」と闘志満々に話していた。

 近畿地区大会には2府4県の代表16校が参加し、トーナメントで熱戦を展開。14年ぶり16回目の出場、和歌山3位校の南部は初戦敗退なら来春の選抜出場は絶望的。大阪1位校を倒すことができれば夢舞台へ大きく前進すると見られる。

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