祭りとハロウィン楽しもう

 日高地方の秋祭りシーズンもいよいよ最終盤を残すのみとなった。各地域ではことしも老若男女、若衆が笑顔ではっちゃける姿が見られたことだろう。「来年の祭りまであと○○○日」なんていう若者のほほえましい声も聞こえてくる。小さい子どもからお年寄りまで、「祭りやな」の言葉でつながれる、どこにそんな魅力があるのだろうか。物心ついたときから祭り大好きな筆者も深く考えたことはなかったが、ひとえにたくさんの人が集まる中での一体感や連帯感なのだろう。ゲームやスマホ、ユーチューブ、娯楽があふれるこの時代でも昔ながらの祭りがすたれないのは、人は根本的に人とのつながりが好きなのだ。

 秋祭りのあと、いまではすっかり定着してきたイベントがハロウィン。20年ほど前、この仕事に就いて、取材で初めて「トリック・オア・トリート」という言葉を耳にしたように記憶している。みなべ町などではかなり前からハロウィンイベントに取り組んでいたが、国内でも注目されるようになったのはここ数年。仮装して渋谷に集まる若者の姿もまた、さながら祭りである。もちろん暴徒化や犯罪行為は許されないが。

 先日開催された「ごぼう商工祭」もテーマはハロウィン。凝った仮装の子どもから大人まで500人が集まって商店街をパレードし、にぎやかで活気にあふれ、楽しい気分にさせてもらった。USJのようにゾンビに追いかけられるイベント、来場者の投票で決めるチームや個人の仮装コンテストなど見物人も一体感が味わえる催しがあっても面白そう。祭り、ハロウィンのように子どもからお年寄りまで楽しめる機会が増えれば、地域コミュニティーの強さにもつながると思う。(片)

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