県展日本画 小野さんが最優秀賞

 第72回県美術展覧会日本画の部で、日高川町鐘巻、小野千寿子さん(58)の作品が最優秀賞を受賞した。5、6年前から出品しており、これまで3回佳作入賞。念願の最高賞に「うれしいです」と笑顔を見せている。県展は来年1月9日から和歌山市の県立近代美術館、県民文化会館内の県民ギャラリー等で開かれる。

 小野さんは女子美術大学で日本画を学び、しばらく離れていたが10年ほど前から再開。3年前には日本画の最高峰、日本美術院展で入選している。

 今回の受賞作品は「白秋」。F60号(130×97㌢)の大作で、葉を落とした木々を背景に女性がたたずんでいる姿を描いた。娘をモデルに、2カ月ほどかけて制作。抑えた色合いで季節感が表現され、しっとりした雰囲気のある作品に仕上がった。

 「人物を描き込み過ぎると浮き上がってしまいがちなのですが、そうならないよう、バックとしっくりなじみ調和するように心がけて描きました。最優秀賞は念願だったので、ただただうれしいです」と喜びを話している。

 同部門の日高地方からの入賞は小野さんのみ。彫塑部門では湯川佳応理さん(印南町)が佳作入賞した。そのほか書・洋画部門で次の皆さんが入選(工芸・写真部門は後報)。

 書=清長光惺(日高川町)▽洋画=中宣忠(御坊市)、木下弘子(みなべ町)、古谷登(同)、早川好美(同)

写真=完成前に撮影した「白秋」

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