日高町教育委員会は19日、同日発表した比井地内の埋蔵文化財「天路山城跡(てんじやま・通称比井城跡)」での町道工事に関わる文化財保護法違反の内容について一部訂正した。
今回、工事現場が県埋蔵文化財包蔵地内であるにもかかわらず、工事の通知をしていないことが保護法に抵触。この掘削や造成工事で城跡のどの部分を壊しているかについて、記者会見では「県文化遺産課に確認しないと分からない」としていたが、「本丸、二の丸、土居の一部を壊している。県文化遺産課に確認してもらっています」と修正。また、土居については「工事はかかっていない」としていたが、「北側の部分が壊された。南側の部分は工事をストップしている」と説明している。日高新報では県や同町産業建設課への取材を基に本丸の一部破壊については伝えていた。
このほか、「工事にかかった当初は包蔵地に入っていなかった」としていたが、「工事当初から包蔵地に入っていた」とした。