健診センター・キタデとアクオが25周年

 社会医療法人黎明会(北出貴嗣理事長)の健診センター・キタデとメディカル&フィットネスアクオが開設25周年を迎え、11月23日に感謝祭が開催される。34歳で北出外科病院を開業した北出俊一名誉理事長(90)が、まだ予防医療という言葉すら聞かれなかった当時、強い体づくりと病気の早期発見の先駆者としてオープンさせて四半世紀。「健診をもっと充実させたい」とますます意欲を見せている。

 健診とアクオが節目の年を迎え、北出名誉理事長が医療だけでなく予防、さらには介護と地域医療の充実に取り組んできたこれまでを振り返った。

 岡山医科大学を卒業後、広島県福山市の国立病院で8年間、外科医として手術に明け暮れ、34歳でふるさと御坊市に北出外科病院を開業した。現存する中国最古の医学書といわれ、東洋医学の理念等が書かれた「皇帝内経」の内容に感銘を受け、「病気を治すだけではなく、病気にならないのが本質」と、病院開業から31年後の1993年、病気にならないための強い体をつくる施設のアクオ、病気になっても早く見つけて治す健診センターを同時に開設した。

 予防医療がまだほとんどいわれなかった時代、すべて自費で経費がかさみ、「アクオはオープンから20年間ずっと赤字で、ここ5年ほどようやく解消できるようになってきた。苦しかったけど、いまは予防医療の大切さが盛んにいわれるようになり、続けて来てよかった。健診は非常に好評で、病気の早期発見に大いに役立っており、やってきたことは間違いではなかった」と感慨深げ。「上医いまだ病まざるものの病を治す」という中国のことわざを引き合いに「病気になる前に病気を治してこそ偉い医者。これを手本にやってきましたが、25年たって、地域住民の健康に少しは役に立てたかなと思います」と表情を緩ませた。健診は大好評で、外国人旅行者向けのプランも打ち出しているが、「いまは一日最大4人しか受け入れられない。最低でも10人は受診できるよう、医師らの確保に努め、将来的には健診センターを独立させたい」とますます意欲的。いまでは医療、予防、介護を総合的に運営しており、「住民のニーズに合わせていったらいまの形になった。とにかく働いてくれているスタッフのおかげ。これからも地域医療の充実に少しでも貢献していきたい」と話している。

写真=25年の節目にこれまでを振り返る北出名誉理事長

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