ドラフト 富山投手はオリックス4位

 プロ野球ドラフト会議が25日に開かれ、御坊市出身でトヨタ自動車で活躍している富山凌雅投手(21)=和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB、九州国際大付高卒=がオリックスから4位指名を受け、子どものころからの夢をかなえた。最速147㌔の速球、強気の投球で昨年はトヨタ自動車を優勝に導いた期待の左腕は、「開幕1軍を目指したい」と決意を込めた。

 全12球団から調査票が届き、注目選手の一人として早くから名前が挙がっていた富山投手はこの日、午後からいつも通り練習に汗を流し、ドラフトが始まる午後5時前から待機。所属する愛知県豊田市のトヨタ自動車硬式野球部クラブハウスでテレビを見守り、オリックスから4位指名を受けた瞬間、笑顔がはじけた。

 クラブハウスで記者会見。オリックスの帽子をかぶり、花束を手に「応援ありがとうございました。プロに行って頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」と感謝した。富山投手はオリックスについて「関西のチームなのでいいなと思っていた」と笑顔。「野球を教えてくれたおじいちゃんに感謝を伝えたい」とし、「早くプロの練習がしたい気持ち。開幕1軍を目指して頑張りたい」と抱負。地元のファンには「1軍で活躍できるように頑張るので、時間があれば応援にきてください」と話した。

 小中学生のときに所属していた御坊タイガースの恩師である山﨑幸二会長は「タイガース出身選手で初のプロ入り。本当におめでとう」と祝福し、「中学生のころから甲子園に行くためではなく、プロ入りするために進学先を自分で調べるなど、芯の強い選手だったのが印象的。あのころの練習は厳しかったが、努力していい成績も残してくれた。オリックスは関西なので応援にも行きやすい。キャンプから頑張って、開幕1軍を目指してほしい」とエールを送っている。

 小学1年から御坊少年で野球をはじめ、5年生から御坊ボーイズ/ジュニアタイガース小学部で硬式野球に転向。御坊中3年のときは日中友好親善少年野球試合の日本代表メンバーに選ばれた経験がある。高校は九州の強豪、九州国際大付高に進学。2015年夏の甲子園ではエースとしてチームをけん引し、ベスト8入りを果たした。16年にトヨタ自動車に入り、1年目で都市対抗野球大会優勝。2年目の昨年は第43回社会人野球日本選手権で3大会ぶり5度目の優勝を経験。決勝進出がかかった大事な準決勝、NTT東日本戦で先発を任され、140㌔台の速球と変化球を武器に8回を3安打無失点に抑える快投を披露。投手10人に贈られる優秀賞も受賞している。ことし8月には日本代表「侍ジャパン」としてアジア大会野球にも出場した。

 1997年5月3日生まれ。180㌢、88㌔。左投げ左打ち。14人きょうだいの6番目(三男)としても話題を集めた。5月には長女が誕生。

写真=プロでの活躍を誓う富山投手

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