アールブリュット推進協が来秋のファッション展に参画

 御坊市島の倉庫カフェWAWAWAを拠点に活動しているNPO法人ワークス・アールブリュット推進協議会(玉置徹代表)は、大阪商工会議所等とタイアップして、来年11月に開催される「ファッション・イノベーション展」に参加することが決まった。毎年開催されている注目度の高いファッションショーで、PR効果抜群。オリジナルTシャツなどアールブリュット商品の販路拡大につながると期待されている。

 同協議会は、アールブリュット(生の芸術)作家が描いた絵画等の芸術作品の販売やレンタル、作品をプリントしたTシャツやバッグ等の「わわわブランド商品」の販売等を展開。売り上げの一部を作家に還元する、全国でも先進例として早くから取り組んでいる。玉置代表はフランスなど海外でも展示会を開いてアールブリュットの浸透へ精力的に活動しており、ことしはすでに東京展、大阪展も開催した。

 7月に開催した大阪展期間中、アールブリュット絵画を2015年からレンタルしていて、玉置さんの活動に共感している大阪商工会議所加盟の企業の代表者から「ファッション・イノベーション展を主催している大阪ファッション産業振興フォーラムに参画してもらえないか」と協力依頼があり、快諾した。

 同フォーラムは、大阪商工会議所や大阪市、協同組合関西ファッション連合会などの団体で構成し、毎年11月にファッションショーを開催。ことしは11月28日に大阪市中央区のオーガニックスペースで「ファッション・イノベーション展」として開く。在阪4校のファッション専門学校生が在阪3社から提供された環境配慮や機能性、ファッション性に優れた注目素材を使い、販売を想定して考案したファッション関連商品を披露するファッションショーとなる。ことしはアールブリュット推進協議会は紹介だけの出演で、来年の同展ではアールブリュットと融合したファッションショーが企画されることになる。具体的には今後検討を重ねていくが、シルバー世代を重視したコンセプトでショーを企画することになるという。

 玉置代表は「アールブリュットが芸術の場で終わるのではなく、経済界の中でアート表現できるようになるいいチャンス。いまは自作でTシャツを作っていますが、メーカーと一緒に製造できるようになれば製品としてのグレードが上がり、新たな販路開拓にもつながり、それが作家の収入アップにもつながる。来年までしっかり準備したい」と期待を込めて話している。

写真=わわわオリジナルTシャツ等の販路開拓が期待される

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