県自治連合会(会長=柴本勝治御坊市自治連合会長)と県の県政懇談会が31日にアバローム紀の国で開かれ、御坊市自治連合会は日高川水系河川整備計画の早期実現を要望した。
市自治連合会から副会長の戸田省三、中岡一紀、柏木正之の3氏が出席。市自治連として「ゲリラ豪雨が多発傾向にあり、西川流域支川である東裏川の増水は日常的な状況。西川改修事業として河川の流下能力向上を目指して河道の掘削、護岸整備等を実施していただいているが、周辺住民の不安解消のため早期に整備効果が発揮できるようさらなる事業の進捗を高めてほしい」と求めた。県河川課は「東裏川流域一帯に効果のある西川の改修を昨年度から工事着手している。順次下流から進め、東裏川合流部までの区間を今後10数年程度で実施することを目標に予算確保に努めたい」と答え、仁坂吉伸知事も「整備計画に沿って進めていきたい」などと話した。
先の台風20号の豪雨で藤井グラウンドが浸水したことについて、柏木副会長が「椿山ダムの放流量の調整を検討してほしい」などと質問し、仁坂知事は「検討します」と約束した。