
日高地方の秋祭りトップを飾る印南町の山口、印南両八幡神社祭礼「印南祭」(10月2日本祭り)へ向け、氏子各組では早くも27日から「ならし」(練習)が始まり、笛や太鼓の心地よい音色が響いている。
光川地区では、コミュニティーセンターに獅子舞などを担当する子どもと、指導の青年団員らが集まり、残暑のなか汗びっしょりになりながら練習していた。ことしは太鼓が石橋希聖君(印南小3年)、太鼓の表で踊る「へらまわし」は片山紫音君(同)、獅子舞は東紋秀君(印南中3年)と森雄也君(紀央館2年)が担当する。
印南祭は、山口八幡神社と印南八幡神社でそれぞれ同じ日に行われる2つの祭りの総称。山口八幡は浜、地方、津井、西山口、名田町楠井、上野、野島の7地区が氏子。印南浜での屋台や幟の激しい競り合い、雑賀踊り、幟差しなど見どころがいっぱい。印南八幡は本郷、宇杉、東山口、光川の4地区が氏子。全国的にも珍しい印南川へのお渡り(川渡御)、400年以上の歴史がある東山口区の重箱獅子などがある。
写真=子どもたちが太鼓や獅子舞を練習(光川地区)