やればできるは魔法の合言葉

 長い夏休みが終了し、日高地方の小中学校でも2学期がスタートした。各校では始業式が行われ、校長が休み期間中の思い出や出来事などを振り返りながら「新しい学期も頑張ろう」と気持ちを新たにした▼南部小学校の始業式では、校長が数字から連想することをクイズ形式で児童に尋ねた。「『41・1』は何の数字でしょうか」。分かったという読者もおられると思うが、答えはこの夏に埼玉県熊谷市で記録した日本史上最高気温。続いて2問目が投げかけられ、「『100』は何でしょうか」。答えは夏の高校野球が開催回数。最後はちょっと難しいかもしれないが、「では、『79』は何の数字でしょうか」と問題が出された。正解は2学期に学校で授業がある日数。それぞれの質問に子どもたちが手を上げて回答し、3問とも見事正解が出た。取材しながら考えたが、恥ずかしながら1つも分からなかった。年を重ねるに連れて発想が乏しくなる。今回のクイズもスムーズに答えられた人は頭の回転が柔軟といえるのではないだろうか▼筆者も生まれてから9月の誕生日でちょうど50年が終了し、51年目に入る。人生の2学期という訳ではないが、大きな節目といえる。これまで生きてきた過去を振り返りながら何か新しいことにチャレンジしたいという気持ちだけはある。しかし、大それたことは「ちょっと…」といつも尻込みしてしまいがちだ▼南部小学校の始業式では、校長が夏の甲子園で活躍した済美高校の学園歌の一節にある「やればできるは魔法の合言葉」を紹介し、「何事にもあきらめず頑張ろう」と児童を激励した。筆者も残りの人生で60、70、80歳になっても「もう年だから無理」という気持ちだけは捨てなければと思う。(雄)

関連記事

フォトニュース

  1. 思いやりの心を持ちましょう

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る