由良で柔道通じ国際交流プロジェクト

 柔道を通じた国際交流を推進しているNPO法人「judo3・0」(酒井重義代表理事)が主催するポーランド柔道チームとの国際交流プロジェクトが、17日から24日まで由良町で行われる。ポーランドの中学・高校生の柔道選手と指導者合わせて19人が来町。日高地方のちびっこ柔道選手との合同稽古や交流イベントに参加するほか、町内での宿泊や観光地巡りも行う。

 judo3・0は、日本から世界に普及した柔道を活用して国内外のグローバルな人材を育成しようと、2015年1月から活動開始。17年10月に法人化し、これまで日本の子どもたちをアメリカ、カナダ、インドネシア、タイなどに派遣。海外の柔道家を広島県や島根県、愛知県などで受け入れた。

 和歌山県で国際交流プロジェクトを受け入れるのは初めて。由良町での実施に向けては、最初にjudo3・0のメンバーである、和歌山市在住の元教員で柔道家の松原猛真さんが、ポーランドの柔道クラブ「UKS柔道クラクフ」から招待されて現地を訪問した際に、同クラブの子どもたちから「柔道の本場の日本へ行きたい」との要望を受けた。それを知った同じくjudo3・0のメンバーであり、松原さんとも親交がある由良町柔道スポーツ少年団監督の楠山光一さん(53)=網代=が、同町での国際プロジェクト誘致に手を挙げ、実現することになった。 訪問団は、17日に関空から由良町入りし、畑中雅央町長を表敬訪問。18日は興国寺、白崎海岸、戸津井鍾乳洞の町内観光、歓迎会、19日は由良中学校訪問、20日は福祉施設見学と箕島中学校への出稽古、21日は同町柔道スポーツ少年団はじめ日高地方の柔道協会に参加を呼びかけての合同稽古。22日の合同稽古では、徳川家の柔道指南役を務めた関口新心流柔術の後継者からの指導もある。午後からは白崎海洋公園で行われる体験イベント「うみの学校」に参加する。23日に送別会を開き、24日朝に由良町から和歌山市へ向けて出発する。滞在中は、大引の県立白崎青少年の家や町内民宿で宿泊する。その後一行は、大阪観光、東京都の講道館での稽古なども行い、8月1日に帰国する。

 今回訪問するUKS柔道クラクフの子どもたちは、12歳から16歳までの15人(男12、女3)。指導者は、道場主のアルツール・クリスさんやアトランタオリンピック金メダリストのパウエル・ナツラさんら4人。

 楠山さんは「初めてのことで手探りですが、自分にとっても大きなチャレンジ。地元の子どもたちが海外の選手と触れ合って、国際舞台でも気後れすることなく活躍できるよう願っています。また、町が推進しているインバウンド観光にもつながればと、観光地巡りなども滞在日程に組み込みました。町や観光協会にも協力をいただいています。今後も相互交流が続けば」と期待している。

写真=ポーランド柔道クラブの学生と松原さん(前列左)ら

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