建設事業功労大臣表彰に佐藤氏ら

 建設事業の推進に顕著な功績のあった個人や団体をたたえる本年度建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰の受賞者が決まり、日高地方から㈱岡本設計取締役副社長の佐藤和夫氏(69)=御坊市湯川町小松原=、㈱古部組代表取締役社長の仲修美氏(62)=日高川町山野=、紀南電設㈱相談役の林惠一氏(65)=御坊市湯川町小松原=が選ばれた。10日に国土交通省で表彰される。

 本年度の受賞者は全国で222人と3団体。県内では7人。

 佐藤氏は日本大学理工学部建築学科在学中から㈲渡辺建築工学研究所に就職し、学業と両立して池袋サンシャインビルなどの構造設計に携わった。岡本設計入社後は建築技術職のいない市町村に建築物などの基本設計に助言・支援を行っている。県建築士事務所協会では副会長を務め、同協会と建築士会、日本建築家協会和歌山地域会の3団体が協力してまちづくりに貢献しようと建築3団体まちづくり協議会の発足にも尽力した。「協会の活動に参加する時間をつくっていただいた会社の皆様のおかげ。業界では若者の建築離れがいわれており、夢と希望のある、魅力ある職業と思ってもらえるよう社会に発信し、担い手確保に努めていきたい」と話している。

 仲氏は1979年に㈱古部組に入社し、93年から代表取締役社長に就任。社内の安全管理教育を徹底し、労働災害防止活動を推進したほか、若い技術者も多く育ててきた。県建設業協会では副会長、日高支部会長を務めている。2011年9月の台風12号による日高川の大水害では、主要道路の崩壊と河川堤防の決壊個所の応急工事を陣頭指揮。各地域の上下水道の被害回復にもいち早く取り組み、復旧に最大限の努力をして住民から大きな評価を受けた。「約25年間協会の役員をさせていただき、貢献できたことをうれしく思います。これも皆様に協力いただいたおかげと感謝しています。今後も日高発展のために努力してまいります」と意欲を見せている。

 林氏は1973年に紀南電設に入社し、2007年から代表取締役に就き、「技術で奉仕」を基本理念に、人々の生活を豊かにしたいという思いで技術力を高めてきた。14年からはミャンマーの無電化地域へ太陽光パネルによる電力供給にも取り組んだ。昨年10月から相談役。一般社団法人県浄化そう協会の副会長としても活躍しており、太陽光発電で災害等で停電時でも井水ポンプや浄化槽ブロワが継続使用できるよう提案し、実用化に向けて取り組んでいる。「私一人ではいただけないことであり、推薦して下さった県浄化そう協会の方々や県知事をはじめ、県土整備部下水道課の皆さんの支援であると感謝しています。表彰を糧に今後も皆様のお役に立てるようさらなる努力を重ねていきます」と話している。

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