きのくに信金も和田勇顕彰を後押し

 1964年東京オリンピック実現に貢献した和田勇を顕彰する動きが、民間企業にも広がっている。きのくに信用金庫が、和田氏の功績を多くの人に知ってもらおうと、イラストを印刷した現金袋を10万部作製。6月1日から御坊営業部など5店とATM3カ所に配置する。来年放映のNHK大河ドラマに和田氏を取り上げてもらおうと市などが取り組んでいる中、住民レベルの機運の盛り上げに一役買いそうだ。
 地域貢献活動の一環として、地元ゆかりの国際人で御坊市名誉市民第1号の和田氏の功績をたたえ、一企業として市や御坊商工会議所らでつくる和田勇顕彰会の活動を後押しできることはないかと考え、同御坊営業部の平川和男部長らが現金袋へのイラストを発案。一つの絵で多くの人に理解してもらえるデザインを検討していたところ、顕彰会事務局長の岡本恒男さんの提案を受けて、御坊ロータリークラブが発行している和田氏の本の中のイラストをアレンジすることにした。オリンピックで日本選手団が国旗を手に行進する前で、和田氏が笑顔を振りまいているデザイン。「和田勇 東京にオリンピックを呼んだ男」「ふる里ゆかりの国際人」の文字も入れており、偉業が一目で分かるように工夫した。
 御坊営業部、道成寺、印南、御坊南、由良の各支店、ATMはロマンシティ、日高病院前、御坊駅前の3カ所。10万部で1年分を見込んでいる。
 28日には平川部長と御坊営業部職員の野口美晴さん(21)、岡本事務局長が市役所で記者発表。平川部長は「まだ和田氏を知らない人も多く、現金袋でPRできれば。NHK大河ドラマに取り上げてほしい思いとともに、地域を盛り上げる上で顕彰事業を応援していきたい」とコメント。岡本事務局長は「民間企業が主になって和田氏を取り上げてもらえるのは非常にありがたい。大河ドラマに登場させてもらう機運を高める大きな材料となる」と感謝した。小学生のときに和田氏について勉強したという野口さんは「かわいい仕上がりで、親しみやすいので、ぜひ利用してください」とPRしていた。

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