日高広域観光振興協議会(金﨑昭仁会長)の「ふるさと観光ゼミナール」が26日スタートし、美浜町田井のはないちご農園で20人の小学生が松いちごの収穫とジャム作りを体験した。
講師は同農園の田渕道人さん(44)。収穫の仕方を教わった子どもたちはビニールハウスに各列2、3人ずつ入り、赤く熟した特産の松いちごを丁寧に収穫。「大きいのを見つけた」と喜びの声も上がり、手渡されたパックからこぼれ落ちそうな子もいた。収穫したいちごはお土産で持ち帰り。このあと同町中央公民館に移動し、田渕さんからジャム作りを教わった。
参加した塩屋小6年の上野山瑞希ちゃんは、「いちごの収穫は初めて。おいしそうないちごを早く食べたいです。ジャムも大好きなので作るのが楽しみ」とにっこり。
観光ゼミナールは、日高地方で暮らす子ども等に地元の自然や文化、歴史等身近に存在する観光資源を探求し、興味や関心を深め郷土愛の醸成を図るために今年度から始まった「ふるさと観光事業」の一環。
次回の2限目は、7月29日に御坊市で「寺内町さんぽと紀州鉄道」を開講する。問い合わせは同協議会0738―24―2911。