紀州梅の会 新しい梅干しの作り方を提案

 梅産地の自治体やJAで組織する紀州梅の会(会長=真砂充敏田辺市長)は、ストックバッグ(保存用ポリ袋)を使って手軽にできる梅干しづくりを提案している。従来のようにたるなどを使用する必要がなく、少量でも加工することができる。今月末から始まる梅の収穫シーズンを前に、同会では「簡単にできますので、ぜひ試してください」と呼びかけている。
 厚手のストックバッグをたる(容器)の代わりに使用し、青梅や塩を入れて密封させるという方法。石などの重しの代用としてペットボトルに水を入れて使用。Lサイズのストックバッグで1㌔程度の青梅を漬けることができる。2、3日で梅酢が出てくると重しのペットボトルを外し、仕込み後約1カ月で漬け込みが完了となる。夏場に天日干しを行うと、おいしい梅干しが出来上がる。
 利点としては、少量の梅でも手軽に加工できるほか、材料も安価で経済的。加えてストックバッグの内部の空気を簡単に抜くことができるため、カビの発生を抑制できる。
 JAなどの関係機関が各地で行っている漬け梅講習会でも紹介しており、参加者からは「手軽にできて失敗しない」と好評だという。同会ではチラシや冊子などで方法を紹介。
「昔のように大量の梅を漬ける消費者が減っている。たるや重しなどを購入すると初期費用がかかるということもあったが、ストックバッグを使用した漬け方だとこうした難点が解消され、マンション暮らしなどの若い世代でも梅干しづくりを楽しんでもらえる」とPR。梅の消費拡大につなげたい考えだ。

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