活気あふれる餅まき

 ゴールデンウイークが終わり、あっという間に生活が日常に戻った。ある調べでゴールデンウイーク明けは正月休み明けと並び、年間の体重変化の傾向で最も太っている時期の一つという。試しに体重計に乗ってみると調査結果通りの数字。仕事に対する気持ちと同様、体重も元に戻さなくてはと思う。
 そんなゴールデンウイークの後半、昨年は県外へ出たり家にいたが、ことしは4連休4日間とも県内各地へ出かけた。初日に行ったのは海南市下津町引尾の立神社。ここでは毎年5月3日、商売繁盛や豊作、厄除けのため春祭りがあり、「大餅まき」が行われる。以前取材したところによると、餅の量は6地区から奉納された餅と神社の分を合わせて7石ほど。米の1石は10斗に当たり、同じく100升、1000合に相当する。
 神社に着いたころすでに境内は多くの人出で大にぎわい。各地区と神社の役員らが代わる代わる1時間以上にわたってまく餅に歓声が上がった。まかれる餅の中には地区や会社の名前が朱色で書かれた「一斗餅」といわれるビッグサイズの餅(直径40~50㌢、厚さ10㌢ほど)も。男性たちがもみ合いになり、熱気のなか大いに盛り上がっていた。気の弱い筆者の収穫は普通サイズ10個足らず。足下どころか、つかんだはずが奪われたり、宙を舞う餅をキャッチするのがやっとだった。
 一般的に餅まきは棟上げで行われるというが、和歌山では慶事やイベント、あらゆる機会に餅をまく。「餅まきの聖地」と呼ばれており、日高地方も例外ではない。餅まきがあれば人が集まり活気があふれる。地域を元気にする伝統文化を大切に、絶やさないようにしたいものだ。もちろん食べ過ぎには注意が必要である。(笑)

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