鈴鹿カートレース 北山さんが新設クラスで優勝

 全国の強豪レーサーが集う鈴鹿選手権シリーズカートレースで、ことしから新設されたアバンティユースクラス(12~25歳)の第1戦が4月29日に三重県の鈴鹿サーキットで行われ、由良町里出身の北山深翠(しんすい)さん(21)=京都府在住、龍谷大学4年=が、見事優勝を飾った。学生としては最後のチャレンジとなる今シーズンのレースに大きな弾みとなりそうだ。
 全長1264㍍を誇り、世界でも屈指の高速コースとなっている鈴鹿サーキット国際南コースを舞台に行われる鈴鹿選手権は、10のクラスがあり、アバンティユースクラスには、全日本選手権に出場しているトップクラスのレーサーら10人が参戦。田辺市中辺路町のレースチーム「FARМ RACING」に所属する北山さんは公式予選、予選、決勝の3戦とも1位の完全優勝。決勝16周のトータルタイムは14分13秒197で、2位に約6秒差をつけてぶっちぎった。52秒931のファステストラップ(1周の最速タイム)もたたき出し、新設クラスの初代覇者となった。
 昨シーズンはアバンティクラス(18歳以上)に参戦し、第1戦で優勝したが、その後は振るわず、年間3位止まり。優勝を狙っていただけに悔しい結果に終わった。さらに今シーズンもアバンティクラスにエントリーしており、ことし3月、第1戦の決勝ではトップをキープしていたが、最終ラップでマシントラブルによりリタイアした。
 今回、アバンティユースには腕試しとして1戦限りのエントリー。これまでの悔しさを晴らす快走に「昨年からの悪い流れを断ち切ることができました。今後はアバンティクラス(全5戦)での参戦となりますが、これを弾みに頑張ります」と意欲。ことしは就職活動も忙しいが、「ぜひ地元の由良町で働きたいと考えています。社会人になってもレースを続けられれば」と笑顔をみせている。マシンのメカニックを担当し、親子二人三脚でレースに臨んでいる父憲昭さん(52)は、「息子はよくやってくれた。メカニックとしてカートの整備に全力を尽くしたい」と話している。

関連記事

フォトニュース

  1. おはよ~さ~ん

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

  1. 日高町第3回納涼夏祭り

    8月 25 @ 3:00 PM

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る