白崎海洋公園に漁農レストランオープン

 由良町大引、白崎海洋公園クラブハウス内に、地元食材の手作り料理が食べられる漁農レストラン「ゆらら」がオープンした。近年はやりの漁師レストランと農家レストランを融合させた新スタイルの飲食店で、町内自給率100%を目標に、地元から新鮮な魚と野菜を仕入れて提供。旧衣奈中学校の椅子や机もリメイクして店内で有効活用している。
 白崎海洋公園クラブハウスでは、これまで外部の民間会社がカフェやレストランを運営していたが、昨年10月末で退去。今回、同公園の指定管理者となっている㈱マレア・クリエイト(本社=東京都、鳥居敏代表取締役)が初の直営で漁農レストランをオープンさせた。
 こだわっているのは、地元漁師や農家と連携しながら、新鮮な食材を使った料理の提供。現在、メニューはプレミア和歌山に認定された魚政商店(網代)の釜揚げしらすを使った丼と刺し身(メジロやサワラ等)、あら汁の3点のほか、サービスビュッフェで新タマネギ、春キャベツ、タラの芽、ニンニクの芽などの天ぷらや煮物がセットになっている。また、日によっては、オリジナルのジビエハンバーグが並ぶこともある。セット料金で大人1500円、小学生1000円、幼児(5歳以上)500円。
 店内は85席を用意。旧衣奈中学校にあった椅子や机に色を塗るなどして、スタッフが全て「DIY」で作り上げた。跳び箱をひっくり返してガラスを載せたユニークな机もあり、同じく跳び箱を使った椅子には当時書かれたとみられる「昭和○○年 衣奈中学校」の文字もそのまま。地球儀や美術用の石こう像もインテリアとして飾っている。いずれも町から譲り受けて再利用しており、店内は西海岸をイメージしながらも、どこか懐かしい雰囲気が漂っている。
 マレア・クリエイトの取締役で漁農レストランの店長を務める中西剛史氏は、「『漁農』と打ち出したレストランは関西で初めて。地元産のものをどんどん買い取って提供していきます」と地産地消に意欲をみせ、「町民はもちろん、県内外のお客さんに喜んでもらえる店作りを進めていきます。週末にはイベントも織り交ぜていければ。町と連携して町民割引のサービスなども考えています」と話している。いまのところ定休日は火・水・木曜、営業時間は午前11時から午後3時までとなっているが、スタッフを募集して、営業曜日や時間の拡大も検討している。

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