私は白崎の沖でつかまりました
- 2018/4/13
- フォトニュース
2010年に由良町白崎沖の紀伊水道で捕獲され、17年に新種と認定された魚「トサヒメコダイ」の標本=写真=が、海南市の県立自然博物館で展示されている。5月27日まで。
10年6月11日、白崎沖の水深60㍍地点で、漁師の底引き網に引っかかり、同館に持ち込まれた。和歌山県沖では珍しい個体で、同館の学芸員が名称を調べたが当てはまるものがなく、当時、高知大学の博士だった松沼瑞樹博士に調査をお願いした。松沼博士らは西日本や東南アジアで見つかった76個体を基に調べた結果、17年11月にハタ科の新種であることが分かり、名称は個体が高知県で捕獲されていたことなどから「トサヒメコダイ」となった。展示している標本の個体は全長6・6㌢。詳しくは同館℡073-483-1777。