諦めない気持ちが大逆転

 県代表の智弁和歌山が選抜高校野球大会で準優勝に輝いた。18年ぶりに進んだ決勝では大阪桐蔭(大阪)に2―5で惜しくも敗れはしたものの、前回大会の覇者を相手に一歩も引かぬ好ゲームを展開した。決勝に進むまでの戦いもすごかった。準々決勝では創成館(長崎)を11―10、準決勝の東海大相模(神奈川)は12―10で下した。いずれも5点差の大量リードされた試合をひっくり返した内容だった。どんなに苦しい場面でも決して諦めないという強い気持ちがミラクルを呼んだのだろう▼野球だけでなく、人生においても同じことがいえるのかもしれない。日常生活や仕事面でうまくいかないこともある。そんな時に「やっぱりダメか」と落ち込んでばかりいると負の連鎖に陥りがち。ネガティブに考えるのではなく、ポジティブに切り替えることが大切で、そうすれば打開策が見えてくる時もあるし、不思議と物事がいい方向に進み始めることがある▼汚れた水をきれいにするという水質浄化剤を開発し、世界的に注目を集めている日本ポリグル㈱(本社・大阪市)の小田兼利会長が以前にみなべ町で講演を行ったことがある。その際に諦めないことの大切さを話し、「人生に八方ふさがりということはない」と強調した。事実、水質浄化剤の商品開発では何回も失敗を繰り返し、6年という長い時間をかけてようやく成功したという▼いま、うまく物事が進んでいる人もいれば、そうじゃない人もいるかもしれない。仮に不運続きや困難に直面している人がいるとしたら、下を向かずに前を向いて進めるかどうかが大事。それが行き詰った状況を打破し、きっと大逆転を呼ぶことだろう。決勝で負けた高嶋仁監督が「夏はうちやで」と笑顔を見せたように…。  (雄)

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