18年公示地価 日高地方は全地点下落
- 2018/3/29
- 社会
国土交通省が27日発表した2018年1月1日時点の公示地価で、和歌山県の各用途を集計した全体の平均変動率はマイナス1・4%となり、1992年以降、27年連続で下落した。日高地方は住宅地9地点、商業地5地点がすべて下落し、昨年に続いて住宅地の県内下落率1位は海岸に近い由良町阿戸、商業地の下落率1位も顧客流出が続く御坊市薗の大浜通りとなった。
公示地価は、民間の不動産取引や相続税評価の目安となり、国交省土地鑑定委員会が県内180地点を調査。前年から継続調査している177地点のうち、価格が上昇したのは24地点、横ばいは18地点、下落は135地点だった。
住宅地の変動率マイナス1位の由良町阿戸字木場坪1001番18は、1平方㍍当たりの価格は2万3400円、前年比1200円減で、下落率は4・9%。商業地変動率マイナス1位の御坊市薗字桃之木232番4(大浜通り)は前年より2100円減の4万5000円で、下落率は4・5%となった。
このほかの日高地方調査地点の地価は次の通り(カッコ内前年比・みなべ町分は3面)。
【御坊市】《住宅地》島字籠田151番6=3万1600円(1600円減)▽湯川町富安字小谷2197番14=2万1000円(600円減)▽湯川町小松原字中ノ坪198番1=3万1400円(700円減)《商業地》湯川町財部字受持之本831番3外=6万4800円(700円減)
【美浜町】《住宅地》田井字釜井戸285番3=2万8800円(800円減)▽吉原字大松原1090番18=2万3000円(700円減)《商業地》田井字番留566番1=3万7800円(1200円減)
【由良町】《住宅地》里字野手845番4=2万100円(700円減)《商業地》里字吉路437番2外=2万8200円(500円減)