美浜町地方創生 子どもの英語の語り部養成

 美浜町の地方創生事業「日の岬・アメリカ村の再生とふるさと教育」の一環で、4月から英語を話せる小中高校生の語り部を養成する教室がスタートする。日高地方の小学5年生から高校3年生までの15人が受講を希望。毎週日曜日に、英語と、三尾地区の移民史をはじめ県内の偉人、歴史などの教育を受けてもらい、外国人観光客のガイドができる、地域の歴史を語り継ぐ人材の育成を図っていく。
 新年度から町の地方創生事業で整備した三尾地区のレストラン、ゲストハウス、ミュージアムカフェ(いずれも今月末完成)の運営などを担う予定の特定非営利活動法人(NPO)日ノ岬・アメリカ村(谷進介理事長)が主催。語り部ジュニア養成教室「Let’s KATARIBE」(レッツ かたりべ)と題し、4月15日から旧三尾小学校2階音楽室を会場に各種講義などを行う。毎回、講義は午後1時から2時間程度。教育の内容は三尾、美浜町、日高地方、和歌山の歴史、三尾の移民史、和歌山の偉人、カナダの地理と歴史、オリジナル英語テキストを使った移民史、三尾ガイド、三尾地区でのフィールドワーク、三尾地区のゲストハウスでの合宿、京都外国語大生との交流、アメリカ村マップづくりなど。受講生の中からは、2019年度に計画しているカナダ派遣研修の参加者を選出する。地方創生事業では外国人観光客の誘客も目指しており、そのガイド役も担ってもらうという。講師は元学校教諭、日ノ岬・アメリカ村再生協議会メンバー、町ALTらが務め、受講生の地域別人数は美浜町10人、御坊市2人、日高川町3人。
 18日には旧三尾小で説明会が開かれ、受講生15人のうち14人が出席。西山巨章町地方創生統括官から「三尾、美浜町、日高地方を好きになって、いつかふるさとに戻ってきて、町を元気にしてもらえれば」とあいさつがあり、出席者一人一人が英語で自己紹介した。今後のスケジュールなどで説明があったあと、アメリカ移民に関するビデオも視聴した。
 説明会終了後、日高高校新3年生の小早川由華さん(日高川町)は「もともとアメリカ文化に興味があり、友達にも薦められたので申し込みました」と話し、「英語を話せるようになって、地域のことも詳しく勉強して、外国人にいろんなことを紹介できるようになりたい」と目を輝かせていた。
 その他の受講生は次の皆さん(学年等は新年度時点)。
 黒谷未来(小5・御坊市)、林勇志(中1・美浜町)、村本崚馬(同・同)、及川倖加(中2・同)、田渕夏希(同・同)、岩﨑俊介(中3・同)、岡本華奈(同・同)、佐藤寧々(同・同)、祭本真由(同・御坊市)、白濱海里(同・美浜町)、小串楓子(高1・日高川町)、志賀佐和子(同・美浜町)、橋本行平(高2・同)、栗林愛結(高3・日高川町)

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