ドローンの発展に期待

 日高川町高津尾の日高川交流センターで先月、「関西ドローンスクール説明会及び無料体験会」が開かれた。日高地方では初のドローンの説明会。行政関係者を中心に、建設業者やカメラ業者など参加者数は定員40人中37人とほぼいっぱいで、ドローンへの関心の高さがうかがえた。説明会では実際にドローンの操縦を体験できたほか、上空100㍍以上の高さで飛行するドローンの見学ができた。
 ドローンは「空の産業革命」としてさまざまな分野で導入が検討されている。荷物の宅配など運送業界をはじめ、ドローンの自動巡回機能を使った防犯、農薬散布などの農業、災害現場の確認などの防災。2020年に実用化を目指している次世代通信システム「5G」を活用すればドローンで上空から監視し、遠隔操作のロボットを操ることなども可能とのこと。これからのドローンの発展に期待したいところだ。
 一方、ドローン説明会でよく耳にしたのは、規制が厳しくなかなか飛ばせる場所がないとの声だ。山などでも私有地上空を飛行する場合は所有者の許可が必要だったり、物や人から30㍍以上離して飛ぶ必要があり、物の中には電柱も含まれるとか。当たり前といえば当たり前のことだが、知れば知るほど「自由に空を飛びまわる」ということはできなさそうだ。
 もちろん規制がなく、いつドローンが頭に落下してくるかわからない状況も困る。ただ世の中には自動車など、危険だが利便性が高いため使用できるものがたくさんある。ドローンも今後、利便性と飛行への信頼性が危険度を上回れば、規制の緩和もより進んでいくだろう。近い将来、空を見上げればいくつかのドローンが飛び交っている時代が来るのかもしれない。     (城)

関連記事

フォトニュース

  1. 水をまいたら涼しくなるよ

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る