美浜でペットの防災相談窓口

 美浜町地域福祉センター玄関前で24日、「ペットの防災対策」相談窓口が設置され、多くの飼い主らが訪れた。公益社団法人日本愛玩動物協会(JPCA)県支所と御坊保健所の共催で、日高地方では初の取り組み。東日本大震災以降、ペットの同行避難などの災害対策についても日ごろの備えが必要との指摘があり、参加者はキャリーバッグやケージ(おり)、非常用持ち出し袋などに興味深そうに見入りながらアドバイスも受けた。
 東日本大震災以降、環境省もペットの災害対策について平常時から行うべき対策や災害時の同行避難などで飼い主に対する指導、普及啓発に力を入れている。この日は「災害が起きてしまってからペットの避難を考えても間に合いません。でも、どうしたらいいかわからない人も多いのでは」と、県支所と保健所が美浜町の防災講演会に合わせて初の相談窓口を設置。会場では相談コーナーを設置したほか、防災知識・対策パンフレットの配布、ペット用非常持ち出し袋・防災グッズ・同伴避難風景写真の展示などを行い、飼い主の意識高揚を図った。
 来場者は、5日分のフード、新聞紙、リードなどが入った非常用持ち出し袋、小型犬やネコ用のキャリーバッグ、大型犬にも対応できる折り畳み式ケージ、段ボールで製作した犬用トイレなどの展示物に興味津々。スタッフからは「避難所で受け入れてもらいやすくするためには、日ごろからケージに慣れさせておくことが大事」などとアドバイスも受けていた。
 ゴールデンレトリバーを飼って約10年という吉原の男性(74)は「大災害のときは自分の命を守るのが一番大事ですが、ペットも放っておけない。何とかしたいと思っています。きょう、いろいろと聴いた話を持ち帰って勉強し、できることならペットも助けてあげたい」と話していた。
 県支所では機会があれば他の各市町でも同様の窓口を設置していく方針。「年数回行っている犬のしつけ方教室に参加いただければ、相談に対応できます」と呼びかけている。

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