スポーツクラブの新しい形

 日高地方に新しい小学生サッカーチームが誕生した。美浜少年とエストラッサ湯川、ともに長年活動してきたクラブ同士が合併して新チーム「FCダンシーマ」を結成した。日高地方としては1チーム減ってしまうことになるが、より魅力的なサッカーをしたい、子どもたちの健全育成につなげたい、サッカーしやすい環境をつくりたいという熱い思いから発足したチームであり、地域のサッカー熱やほかのチームにいい影響を与える活動になると期待している。運営にあたってNPO法人を取得しており、行政とのタイアップ、グラウンドの芝生化などにも取り組んでいくとなれば、大いに応援していきたい。
 NPO法人を取得した理由の一つに、チームとしての責任の所在をはっきりさせる狙いがあると聞いた。普段、クラブで練習試合や遠征等に行く場合、監督らスタッフや保護者が車を出し合って送迎するのがどのスポーツにも当てはまるだろう。もしも事故を起こしてしまったら、個人に責任がかかってしまう。チームで送迎バスを確保できれば保護者らに余計な心配や負担を強いる必要もなくなる。普段の練習でも送迎バスを巡回させれば、子どもたちがスポーツに親しめる機会は大いに増えるだろう。
 不況の世の中、夫婦共働きは当たり前といっていい時代。子どもにスポーツをやらせたいが、送迎なんてとても無理という保護者がたくさんいるのが現実である。親が仕事をしている間、子どもたちはスポーツクラブで思い切り楽しめる、そんな環境が整えば地域のスポーツ振興だけでなく、健全育成につながる。FCダンシーマの活動がスポーツクラブのモデルになればと願っている。(片)

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