紀州鉄道 粘土アートの地域作家コラボグッズ

 御坊市の紀州鉄道は創立90周年のことしから、地域のアーティストや企業とタイアップしてグッズ等を販売する「地域コラボ」をスタート。第1弾として、クレイ(粘土)アート作家のつじわかよさん(52)=辻若代・同市藤田町吉田=とタッグを組んでオリジナルキャラクターの「紀道りんこ」ちゃんのフィギュアキーホルダーを作製した。県内外にPRすることにしており、鉄道ファンらから人気を呼びそうだ。
 90周年の節目を迎えた紀州鉄道は、より愛され、地域に根ざした鉄道会社を目指そうと、まちで活躍する人や企業とのコラボ企画をスタートさせた。
 第1弾は、クレイアート作品。同鉄道では昨年、紀央館高校漫画部の宮﨑明奈さんが描いた紀道りんこちゃんや若野宏成君考案の「キテツ君」をマスコットキャラクターとしてキーホールダーなどのグッズを販売している。今回は立体的なりんこちゃんグッズを検討していたところ、同社社員の知人であるつじさんとのタッグが決まり、りんこちゃんのフィギュアを作ることになった。
 つじさんは大阪の箱田昌子さんが考案したクレイアート教室に通い、おととし夏には箱田教室から県内第一号のクレイアート作家免許を与えられた。いまでは自宅で教室「Little Aisu」を開いているほか、和歌山市などで指導や商品製作を行っている。
 材料は樹脂粘土で、時間が経てば乾いて固まる。染料で色付けもでき、つじさんはSNSで発信している効果で、おひな様や和菓子、パン、結婚式のウエルカムボード製作などの依頼がどんどん増えているという。
 りんこちゃんの製作は昨年12月ごろから始め、試行錯誤を繰り返してようやく完成させた。髪の毛を形にするのに苦労したほか、キーホルダーにするため、強度を高くすることを心がけた。一つ一つすべて手作りで、完成品もほんの少しずつ違う。大きさは約9㌢。紀伊御坊駅で1個1800円で販売。紀州鉄道がホームページなどでPRしており、すでに注文が入っているという。
 フィギュアと合わせて、美浜町の太陽作業所とコラボしたヒノキにりんこちゃんのウッドバーニングを施したマグネットも完成。1個300円で販売している。
 つじさんは「りんこちゃんがマスコットとして浸透してきているので、フィギュアが人気となって、御坊の活性化にもつながればうれしい」と期待を込め、同社企画営業の羽岡信義さんは「御坊の人とコラボして少しでも紀州鉄道に興味を持ってもらいたい。第2弾、第3弾も企画していきたい」と話している。

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