みんなよう頑張った!

 21日夜、ライバルオランダとの決戦で期待通りの力を見せつけ、金メダルを獲得した女子チームパシュートの選手たちをはじめ、少し早いが、今回のオリンピックに出場した全選手に心から拍手を送りたい。
 スポーツは見るばかり、とくに冬の競技はほとんど知らないが、過去、これほど国民が盛り上がり、多くの競技に熱狂した五輪は本当に久しぶり。もう20年前になるが、男子スキージャンプ団体で船木和喜選手が見せた逆転金メダルの大ジャンプを思い出す。
 W敗で圧倒的な強さを誇る女子スピードスケートのエース小平奈緒選手も、1000㍍で銀、最も得意とする500㍍は圧巻の滑りで金。日本選手団の主将として、「百花繚乱」をテーマに全選手がそれぞれの競技で花を咲かせることを願い、その通りの活躍を見せてくれた。
 もう1人のエース、高木美帆選手は金、銀、銅の3色のメダルを手に入れた。日本人女子では夏季も含めて初の快挙。パシュートではバルチック艦隊を打ち破った連合艦隊のように、個々の力で上回るオランダを相手に真っ向、王道の力で圧倒したチーム力に国民は酔いしれた。
 かつての日本スピードスケートのエース清水宏保さんは、現役時に多くのメダルを獲得したが、その色によって思いが異なるという。銅はメダルが獲れてホッとした気持ち、金はもちろんうれしい気持ちで、銀は銅より上だが、負けて悔しい気持ちの方が大きい。応援する側も同じではないだろうか。
 メダルを獲れば一躍スターのオリンピック。入賞しながらもメダルに届かなかった選手もたくさんおり、銀、銅のメダリスト以上に悔しさは大きいはず。4年後の北京で巻き返し、さらに多くの花を咲かせてほしい。(静)

関連記事

フォトニュース

  1. 薬なんかいらんわ!

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る