みなべで全国梅サミット

 第23回全国梅サミットは16・17日にみなべ町の紀州南部ロイヤルホテルなどで開かれ、観梅どころ13市町が交流を深めた。首長会議では「UME観光と産業振興」をテーマに意見交換し、参加市町からインバウンド誘致対策や梅を使った商品開発などの取り組みが発表された。みなべ町の小谷芳正町長は「日本国内では消費が頭打ちの感があり、世界に売っていきたい」と述べた。
 観梅時期に加盟13市町が持ち回りで開催しており、同町での開催は2007年2月以来11年ぶりとなった。
 首長会議では各市町が取り組みを発表。増加しているインバウンドの誘客に力を入れている市町も多く、「無線LANを各施設に設置」「多言語による表記案内などに取り組んでいる」という事例が紹介された。東京都青梅市は「外国人への対応が必要となっている」、神奈川県湯河原町は「花を楽しむ文化を外国人にどう説明したらいいのか」と課題を挙げる声もあった。梅を使った商品開発では、福岡県太宰府市は「土産物産業を起こそうと、地元の高校生と企業が共同開発に取り組み、梅の菓子や飲料をつくった。地域産業の振興にも生かされている」と紹介した。このほか、神奈川県小田原市からは「桜前線のように、『早春を告げる花』として梅を発信していけないだろうか。また、梅の健康効果を加盟13市町が共同でPRしてはどうか」と提案する声も上がった。小谷町長は「シンガポールの有名パティシエに梅でデザートをつくってもらい、今月初めに試食もした。梅の概念が変わり、いままでの梅干しおにぎりのようなイメージとは違った感覚。和食だけでなくフランス料理、中華料理、イタリア料理などいろんな形で世界にPRしていければと思う。健康食品だけでなく美容にもよく、体内脂肪を減らす効果もある。加盟の13市町で世界に梅を売っていきたい」と発表した。このあとレセプションが催され、みなべ炭琴クラブが舞台で演奏を披露した。2日目にはうめ振興館、奥みなべ梅林、紀州備長炭製炭窯、県うめ研究所を訪れ、現地視察した。次期の開催は東京都青梅市。みなべ町を除く加盟市町は次の通り。
 東京都青梅市、静岡県伊豆市、静岡県熱海市、奈良県奈良市、茨城県水戸市、群馬県安中市、埼玉県越生町、愛知県知多市、福井県若狭町、神奈川県小田原市、福岡県太宰府市、神奈川県湯河原町

関連記事

フォトニュース

  1. 御坊で会いましょう!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  2.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  3.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  4.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  5.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
ページ上部へ戻る