ニッポン全国鍋グランプリ2018(先月27・28日、埼玉県和光市)でグランプリに輝いた本場和歌山県日高町の天然クエ鍋チームのメンバーが5日に県庁を訪れ、仁坂吉伸知事に日本一を報告した。
松本秀司町長や山田理司商工会長、濱一己旅館民宿組合長、商工会、役場職員のほか、鍋グランプリ会場へ激励に駆け付けた清水正巳町議会議長と二階俊博代議士秘書の二階俊樹氏も同席。メンバーはトロフィーや表彰状を見せながら「24道県から過去最高の62チームが参戦。来場者14万2000人の投票でグランプリになりました。20年には過去の鍋グランプリの上位チームが集まるグランドチャンピオン大会に参戦します」などと説明。仁坂知事は「おめでとう。これはめでたいこと。62チームも出た中での優勝はすごい。和歌山の誇り」と快挙をたたえた。
また、メンバーは「クエは東京方面でも名前が浸透してきました。今後は東京からの客を呼び込みたい。例えば東京から白浜空港を利用して県内に来て、日高町でクエを食べて高野山を巡るといった観光ルートもできると思います」などと提案。仁坂知事は「素晴らしい。県の観光予算を全部つぎ込む、といった気持ちでクエをPRしていきましょう」と全面的な支援を約束した。仁坂知事は県ホームページのメールマガジンで配信予定の「祝 日高町クエ鍋 日本一」の文面も紹介。「これに乗じてクエの町日高町をがんがん売り出して、全世界からお客さまに来てもらいましょう。県の観光振興の出番でもあります」などとつづっている