花田県議 2審も有罪

 日高川町の社会福祉法人に対する遺産の寄付を装った巨額の脱税事件で、相続税法違反の罪に問われた日高郡選出の県議、花田健吉被告(59)の控訴審判決で大阪高裁(和田真裁判長)は13日、懲役1年6月、執行猶予3年、罰金500万円とした1審の大阪地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却。弁護側は上告する方針で、花田県議は翌14日に印南町印南原の事務所で会見し、あらためて無罪を主張するとともに、議員辞職について否定した。
 判決によると、花田被告は兄から10億円を超える遺産を相続した不動産管理業の男ら5人=いずれも有罪判決=と共謀。遺産の大部分を社会福祉法人に寄付したように装い、相続税約4億9000万円を脱税した。和田裁判長は判決理由で「被告は寄付を受け入れる法人探しという不可欠な役割を果たした」と指摘。「脱税とは知らず、相続人らとの共謀はない」との弁護側の主張を、「寄付に実態がないことを知っており、不法行為だと認識していた」と退けた。
 花田県議は会見で「寄付としか聞いておらず、脱税とは知らなかった。主要な争点である900万円の金銭の授受については、そもそももらっていないし、1審では多額の報酬目的とされたのに、2審では報酬に関係なく脱税を助けたとうかがえるとされた。事実誤認で、動機のない犯罪は社会通念上あり得ず、最高裁で争う。真実は一つ。無罪を訴えてきたい」と強調。有権者に対して「関与はしていないが、疑われたことについては反省しています。これからも地域のために頑張りたい」と話した。

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