文化財防火デー 道成寺などで訓練

 文化財防火デーに合わせ、日高広域消防は25日に日高川町の道成寺、26日に由良町の興国寺で総合消防演習を実施。いずれも地元消防団や関係者と連携した放水を本番さながらに行い、地域の貴重な文化財を後世に残していく決意を新たにした。
 道成寺では参拝者の失火で本堂の南側から出火、火災が本堂全体に燃え広がったと想定し、まずは寺の関係者が消火器で初期消火を実践。レスキュー隊が煙が上がる本堂に突入し、取り残されたけが人を発見、救出し、救急隊に引き継いだ。消防隊とともに、地元消防団と寺の自衛消防団が境内の放水銃、ホースで本堂に向けて一斉に放水。木村奨消防長は「日ごろの備えを一層強化し、自主防災の充実を図ってください」と講評した。
 興国寺では消防隊や町消防団、寺檀家ら自警団が避難や消火活動を展開した。参拝者の失火で本堂南側から出火、火災が本堂全体に広がる恐れがあると想定。寺の関係者が消火器を使っての初期消火を実践したあと、本堂に向かって一斉放水を行い、煙がもくもくと上がるなか力強い水柱を立てた。平野弘一署長は「迅速かつ適切な活動でした」と講評し、文化財保護に向けた防火意識の高揚と万が一への備えにあらためて協力を呼びかけた。

関連記事

フォトニュース

  1. 由良のミカンも使ってます

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  2.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
  3.  映画「ソワレ」が御坊でも好評上映中ですが、タイトルは「夜会」を意味する言葉。そんなタイトルの司馬遼…
  4.  主演ドラマ「半沢直樹」の新シリーズが大ブレイク中の俳優、堺雅人。テレビ雑誌で連載したエッセイ集をご…
  5.  霊感はさほど強くないはずだが、なぜか奇妙な出来事に遭遇してしまう。本作はノンフィクション作家の著者…
ページ上部へ戻る