学童野球を支える人たち

 1996年春に入社し、記者になって20年以上、スポーツ関係の取材を担当。年を重ねるごとに「日高地方は野球が盛ん、それに強豪チームが多い」と感じるようになっていった。当地方は人口の少ない地域だが、何人もプロ野球選手や甲子園選手を輩出。学童野球の記録を振り返ってみても、全国出場がかかる春の県大会で97年に白崎、99年に松原、2001年に塩屋が優勝。04年から07年にかけては和田、由良ツインズ、塩屋、川辺西ビクトリーズが立て続けに県制覇を成し遂げ、全国出場へ特集ページも製作させてもらった。裾野がしっかりしているからこそ、高校や社会人になっての活躍があるのだろう。
 先日、開催された県軟式野球連盟学童部日高支部の40周年記念式典では、日高地方の野球振興を支えてきた10氏の功労表彰も行われた。監督・元監督の4氏はプレーの基本をたたき込んだほか、あいさつ、礼儀などにも力を入れ、子どもたちの健全育成に尽力。学童部の6氏は暑い日も寒い日も試合のスムーズな運営に努め、その他、さまざまな準備など裏方として熱戦をサポートしてきた。「選手の笑顔」「元気なプレー」「息子がお世話になった恩返し」等々。それぞれ思いやモチベーションは違っても、子どもたちの力になりたいと頑張ってこられた。あらためて頭が下がる。
 功労賞の取材で、受賞者の1人から学童野球を観戦してきて「選手、保護者、スタッフ三位一体のチームが強い」との声が聞かれた。長年、取材を担当してきたものとして、これに学童部日高支部の皆さんの情熱、サポートも付け加えなければならないと思っており、日高地方の野球振興へ今後ますますの奮闘をお願いしたい。    (賀)

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