印南の阪田農園で鉢植えの千両色づく

 印南町上洞、阪田農園の阪田明さん(59)が作る鉢植えの「真妻の千両」が美しく色づいている。千両の鉢植えは珍しく、試行錯誤しながらの挑戦。近く迎える2年目の出荷スタートへ、「ヒット商品にしたい」と意気込み、「真妻のPRや活性化につながれば」と笑顔を見せている。
 阪田さんは1995年にUターンし、梅や千両を栽培。4年前から鉢植えの千両に取り組んでいる。種を植えてから苗を鉢に移して商品になるまで3年弱。昨年、初めてとなる400~500鉢を販売した。ことしは600~700鉢の見込み。20日以降、市場への出荷やインターネットでの販売を行い、12月から町内外の産地直売店へ出す。
 鉢植えは山の腐葉土や町内キノコ工場のたい肥を使った「オール印南」での栽培。畑での切り花栽培と比べて実がつきにくく、葉の色を美しい緑にするところが難しいため、夏場に扇風機を回したり、遮光率や風通しを工夫している。生産コストを抑えようと囲いは手作り。町内外生産者のアドバイス、地域住民のサポート、見に来てくれる人の声を励みにしている。
 迎春用の飾りに欠かせない千両は、わさびと並ぶ真妻のブランド品。「鉢植えは手がかかる」というのが本音だが、「持ち運びできてアレンジやラッピングもしやすい。インスタ映えもするかも。多くの人に知ってもらうとともに若い人に好んでもらい、新しい産品に育てていきたい」と期待を込め、「まだまだ試行錯誤中。人気が出れば生産量を増やしていきたいし、話題になって多くの人が見に来てくれれば、にぎやかになっていいですね」と話している。

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