高校ホッケー 紀央館女子が10年ぶり全国へ

 暮れの全国出場がかかる近畿高校選抜ホッケー大会が3日から5日までの3日間、滋賀県立伊吹運動場で開かれ、女子の部では紀央館が見事、第49回全国高校選抜ホッケー大会(12月22~27日、大阪府・立命館ホリーズスタジアム等3会場)の出場を決めた。紀央館女子の全国選抜大会出場は2007年以来、10年ぶり2回目となり、全国初出場時以降では6回目の挑戦で近畿大会の壁を打ち破った。
 全国選抜大会は昨年度まで3月に開催されていたが、12月に移行。これまで近畿地区の出場校は、秋の各府県予選優勝校が出場する年末の予選で決定していたが、本年度から変更された。新制度では各府県の予選を突破した男子11校、女子9校による近畿大会を開き、近畿大会の上位校(男子5、女子4)が暮れの全国選抜大会へ出場。全国選抜大会の開催時期変更で従来の1、2年生だけでなく3年生の出場も可能となり、紀央館女子も3年生6人がメンバーに入って近畿大会へ挑んだ。
 女子の部は9チームが2、3チームずつ4ゾーンに分かれて激突。3チームのゾーンに入った紀央館は1回戦が不戦勝で、勝てば全国切符を得られる一戦は前半3分の則岡、後半2分の上山のゴールで県和歌山商に2―0で快勝した。県予選では県和歌山商が優勝。直接対決で引き分け、総得点が1点及ばず準優勝だった紀央館だが、大一番でそのうっぷんを見事に晴らした。
 3年生が安定したプレーを見せ、ボールコントロールなどの個人技に磨きがかかった2年生、さらに1年生の新戦力が台頭と、夏場以降、戦力がアップした紀央館女子。喜多英登監督は「これまであと一歩のところで全国出場を逃してきたが、選手たちは今度こそという意気込みが強く、よくやってくれた。先制点でペースをつかみ、最後まで落ち着いてプレーができていた」とたたえ、前回逆転負けで1勝を逃した全国大会へは「まず1回戦を突破したい」と力を込めた。則岡美柚主将(2年)は「ここを目標に頑張ってきたので、めちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発させ、「先生、先輩、保護者の皆さんの応援が力になり、勝つことができました。全国では応援してくれた皆さんに恩返しできるよう、1勝以上を目指して紀央館の新しい歴史をつくれるように頑張りたい」と大舞台での活躍も誓った。
 男子の部では紀央館が星光学院(大阪)に1―1からSO戦で敗退(1―3)。日高地方から浦出魁里(2年、松洋中出身・御坊市)、松下翔(同、湯浅中出身・御坊市)の2選手がメンバー入りする箕島は甲南(兵庫)を4―0で退け、全国切符を獲得した。

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