話を聞くことは大きな力

 本年度の行政相談委員総務大臣表彰にみなべ町西本庄の西川亮輔さん(73)が選ばれた。
 2007年4月から10年6カ月間にわたり、身近な相談役として住民の要望や悩みに寄り添ってきたことが認められた。行政相談委員は全国で約5000人、和歌山県内には59人(各市町村に1人以上)だが、県内で唯一の受賞となった。
 行政相談員は行政に関する苦情、行政の仕組みや手続きに関する問い合わせなどの相談を受け付け、解決のための助言や関係行政機関に対する通知などが仕事。しかし、同町の場合は行政に関することは区長に相談に行く住民が多く、行政とは関係のない相談も多いという。中にはびっくりするような内容もあるらしいが、どんなことでも親身になって聞いてあげるようにしているそうだ。そうすると神妙な顔つきだった相談者も帰り際には笑顔になっている場合があるという。
 アメリカの思想家デール・カーネギー(1888~1955年)は「人の話を聞くことにより人生の80%は成功する」と言った。聞く力を身に付けることは、知識を増やすだけでなく人間関係も円滑にする。
 問題を抱えて困っている人は誰かに話を聞いてもらいたいもの。相手に伝えることで、気持ちがすっきりすることがある。逆に聞き手がきちんと耳を傾けないと、気分的な問題の解消には至らない。家庭内でみても、親が子どもの話を聞いてあげないから波風が立ってしまうこともあるし、夫婦間でもお互いの話を聞くことが円満に過ごす第一歩といえるのではないだろうか。
 聞く力には大きな効果が存在する。話し上手よりも聞き上手を心がけることが、人間関係をスムーズにする1つの方法だろう。       (雄)

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