小さなことからコツコツと

 日高地方にもたくさんあるコンビニ。その名の通り便利なところで週に何回も立ち寄っている。自分がほしい商品を手に取って支払いを済ませるとすぐに店を出る。多くの人はそういう風に短い滞在時間で買い物を終わらせていると思う。よく利用する人でも、店内の様子はいつもと同じように感じているだろうが、細かな部分にまで気を配ってみると若干の違いに気がつく。
 ポスター、値札、幟などの販促ツールがその一つ。これが結構入れ替えられている。商品一つ一つにずらりと表示されているケースもあって付け替え作業は大変だと思うが、「効率」を追求してカバーしているという。
 全国に1万8000店を展開する大手コンビニの場合は社員が付け替えや取り付けを実際にやってみて、ストップウオッチでタイムを計測。いかに短時間でやれるか、何か工夫ができないか考えられている。1店舗で仮に1秒作業の短縮が図られれば全国で1万8000秒、5時間の効率化が達成できる。景気が回復し、スタッフが採用しにくくなっている、人手不足が深刻な状況に直面する中、無駄の改善で作業を効率化することで対応しようとしている。作業が単純になればなるほど、「採用、即戦力」で新人のアルバイトでも仕事ができるようになる効果も得られる。
 1秒や1円のカットに努めるのは、些細なことだが、その意義は計り知れないほど大きい。小さなことでも実現できれば働く人たちに達成感が生まれ、意思の疎通、目的意識の共通化、チームワークの向上にもつながるだろう。「小さなことからコツコツと」というとけち臭いイメージだが、決してバカにはできない。何もしない、それに考えないよりははるかにましだ。  (賀)

関連記事

フォトニュース

  1. こらこら、やめなさいっていうの!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る