衆院選 3区は自共が一騎打ち

 第48回衆院選が10日公示され、22日の投開票まで12日間の舌戦がスタートした。和歌山3区(定数1)は、共産党新人で前御坊市議の楠本文郎氏(63)=御坊市塩屋町南塩屋=と、自民党前職で党幹事長の二階俊博氏(78)=御坊市島=が立候補。夏を思わせる汗ばむ陽気のなか両陣営とも御坊市で第一声を放ち、楠本氏は憲法改正反対や福祉の向上を訴え、二階陣営は本人不在の中もぶっちぎりの勝利へ気勢を上げた。(記事は届け出順)
 楠本候補は日高港湾近くの塩屋交差点で第一声を放ち、支持者ら250人(主催者発表)が集まった。楠本候補は「アベノミクスで景気がよくなったと言われるが、『給料が上がらない』などの声が多く、御坊にはまったく届いている実感がない。むしろ介護保険のサービスを削るなど、高齢化率が高い田舎を切り捨てている」と指摘。「介護サービスを充実させれば、そこで働く人の給料が上がり、消費が増え、経済の活性化につながる。こういった『くらしの予算』に費やし、地域を潤さなければならないのに、アベノミクスは大企業ばかりを潤わせている」と批判。憲法改正についても「72年前の戦争で、武力行使を永久に放棄するとうたったのは全国民の願い。それがいま放棄されようとしている。こんな逆流を許してはいけない」と主張。「35年間、御坊市議会議員として議会で発言してきました。今度は国会に出て『もっと田舎を大事にせえ』と言わせてください」と訴え、最後は支持者とともにガンバローコールで健闘を誓った。この日は御坊市、日高郡を中心に街宣カーを走らせ、支持を呼びかけた。
 二階御坊事務所で出陣式が行われ、本人不在も約1000人(主催者発表)の支持者が集結。新風会副会長の吉田擴御坊商工会議所会頭は「ぶっちぎりの勝利を」と訴えた。二階候補は音声メッセージで「今回は残念ながら地元に帰らせてもらう期間が少ないが、皆さんに力と指導をいただき、一緒になって戦ってくれていることを誇りに思うともに、皆さんの期待に応えるようしっかり頑張っていく」と決意を披露。「ふるさと和歌山の発展のためには、県民と一緒になって取り組んでいく姿勢が大事。皆さんとともに築き上げてきたふるさと和歌山をさらに躍進させることが、次の時代にバトンを譲るための課題。そうした地域の願いを我々が政治の場で大きく膨らませていきたい。県民とともに一生懸命頑張ることが夢であり、一緒に戦いに臨めることを誇りに思う。一緒に戦いましょう」と述べ、大きな拍手に包まれた。秘書で長男の俊樹氏も「ふるさと和歌山を次の世代に残していくため、気勢を上げましょう」と支援を呼びかけた。最後はガンバローコールでこぶしを突き上げ、圧倒的勝利へ結束を固めた。
 

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