和歌山南陵高校に陸上部誕生へ

 日高川町和佐、和歌山南陵高校(小野和利校長)に来春、陸上競技部が誕生することになった。監督には元日高高校陸上競技部監督で全国駅伝出場男女合わせて4回の指導者実績がある日高地方陸上競技協会強化部長・鈴木慶裕さん(62)=美浜町浜ノ瀬=が就任。とくに女子駅伝を強化する方針で、「陸上競技を通じての人間育成」をモットーに「3年目で都大路(全国大会)出場」を狙うという。
 和歌山南陵は、昨年4月に開校した男女共学の私学。クラブ活動では野球、サッカー、空手に加え、冬場の花形スポーツの一つ、駅伝にも力を入れることになり、陸上競技部の創設を決めた。生徒は2018年度から受け入れ、強化を図る女子駅伝部は早ければ来年秋の県予選に出場する。
 元高校教諭の鈴木さんは日高高校を卒業後、順天堂大学に進み、日高中津分校、田辺商(現神島)、御坊商工(現紀央館)、日高などで陸上競技の選手育成に当たった。高校時代には5000㍍でインターハイと国体に出場、2年連続で都大路を走った経験があり、大学でも4年間、競技に打ち込んだ。陸上競技の指導では16年3月に退職するまでの間に通算28年間、駅伝チームの監督を務め、12年間率いた母校の日高では07年に男子、08年から3年連続で女子を都大路の大舞台へ出場させた。教え子には箱根駅伝出場選手が多数おり、実業団ではみなべ町出身の中村悠二さん(28)=愛知製鋼=、美浜町出身の小松紀裕さん(27)=愛三工業=らが活躍中だ。
 「公立高校では難しい、思い切った強化ができ、全国に出場するだけでなく全国で通用するチームづくりに取り組める」という鈴木さん。正式に監督に就任するのは来年4月だが、すでに「マナー、礼儀、行動、勉強など、高校生として当たり前のことがきっちりとできる人間育成に努め、その上で競技力アップを図っていきたい」と選手の指導方針を打ち出している。女子駅伝の目標としては「3年目で全国出場」を掲げ、「走るのが好きで、絶対に全国へ行きたいと意欲のある選手が集まってくれれば」と話している。
 昨年11月に行われた女子の県予選は8チームがたすきリレー。神島が優勝を飾り、全国切符を獲得した。本紙エリアからは南部のみの出場だった。
 和歌山南陵陸上競技部の総監督には、元日高高校陸上競技部指導者の小串親秀さん(70)=日高川町土生=が就任。小串さんは鈴木さんの恩師で、同高男子駅伝部を第29回大会まで7年連続で全国出場に導いた。

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