全国防犯協会連合会と警察庁の全国防犯功労者・団体表彰で、御坊署管内から御坊市北塩屋区防犯パトロール隊の隊長、木村三樹夫さん(63)=塩屋町北塩屋=が最高の防犯栄誉金章を受章した。地域の防犯活動に尽力し、犯罪の防止に貢献。28日、東京での全国地域安全運動中央大会の席上で表彰された。
長年にわたり各地域の防犯活動に力を尽くし、犯罪の防止に功績があった人をたたえている。本年度は金章が全国94人、県内では木村さん1人。本紙エリア内からは木村さんのほか、龍神地区地域安全推進委員会副指導員の浦長男さん(80)が銀章、西本庄地区地域安全推進員会指導員の西山博康さん(62)が銅章を受けた。金章と銀章は全国防犯協会連合会会長と警察庁長官の連名、銅賞は同連合会会長名。11日に和歌山市の県民文化会館で開かれる安全・安心まちづくり県民大会で県警本部長から伝達される。
木村さんは、2002年の発足当初から隊長として地域安全活動に尽力。「自分たちの地域は自分たちで守る」との思いを胸に、現在は週1回のパトロールで犯罪に目を光らせている。受章に「発足当時は犯罪の発生が多く、怖くて夜も眠れないという地元の声を聞いたが、活動の効果で犯罪が減ったのを実感すると、役に立ってよかったと思う」とにっこり。「地域の皆さんの高い防犯意識で続けてこられた。地域の力は大きく、皆さんのおかげ。これからも安全、安心のため、微力ながら頑張りたい」と話している。