日高町で徳本上人200回忌行事

 浄土宗和歌山教区日高組寺院57カ寺でつくる日高念仏大法会奉修委員会(増田秀穗委員長)と徳本さんで日高おこし隊実行委員会(金﨑昭仁会長)の徳本上人200回忌行事が1日に日高町志賀の誕生院や中央公民館などで行われ、多くの檀家や親子連れらでにぎわった。
 誕生院では境内を埋め尽くす約300人が来場。200回忌大法要のあと、東京都港区大本山増上寺御法主で、徳本上人臨終の地である同文京区の一行院の元住職でもある八木季生氏を迎えて「念仏真価を示した徳本行者」をテーマに記念法話を聴いた。八木氏は27歳で出家して想像を絶する激しい修行をした徳本上人について紹介。「食事はそば粉1合で、臨終の時まで横になって眠ることはなかった。念仏で農作物被害を防ぎ、病気も治し、全国各地で庶民から将軍家まで信仰を集めた」などとし、「徳本上人は念仏の天才であり、万能でもあった。念仏が人の価値を高めることを証明した」と述べた。誕生院では、境内にある名号碑などの遺跡案内もあった。
 中央公民館内では、長野県諏訪市の貞松院にある、徳本上人が「南無阿弥陀仏」と揮毫(きごう)した長さ8㍍の御名号掛け軸を借り受けて特別展示。もともと国内で3幅あったが、戦争で焼失するなどして現存しているのはこの1幅だけ。来場者は迫力のある特大掛け軸に見入り、徳本上人に思いをはせていた。
 同館駐車場では「マルシェ200in日高」として、日高地方の特産品も販売。和歌山大学観光学部の学生が製作した「大八車」の展示や徳本上人とクエの記念撮影用顔出しパネルも設置された。軽トラ市も同時開催され、13台が野菜やさばずしを販売し、盛況となった。

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