由良町の健康推進サークル、笑健美クラブ(滝川悦子代表)は8日、中央公民館で災害食教室を開いた。
会員のほか地域サロンのスタッフら12人が参加。ライフラインが止まった状況でも、最小限の水を使ってご飯やおかゆを炊く方法を学んだ。
代表者の管理栄養士滝川悦子さんが「耐熱用のポリ袋に米80㌘と水120㍉㍑を入れてしばらくおき、鍋に入れて20分ほど沸かす」という方法を指導。鍋の水は飲料用でなくともよい。参加者は炊き上がったご飯を試食して「短時間でちゃんと中まで火が通って、おいしくできている」と口々に話した。
滝川さんは「カセットコンロとガスボンベ、ペットボトル数本の水は普段から用意しておきましょう。耐熱用ポリ袋はホームセンターなどで安く売っています」とアドバイス。参加者は「最低限のものを用意したうえで、いざという時少しずつ使えるように覚えておかなければ」と、万一への心構えを再認識していた。