進歩するドローンの農業活用

 数年前、に掃除ロボットが発売され話題になった。最近ではさまざまなメーカーから発売されており、価格も当初は数万円のものが多かったが、いまでは数千円のものもある。筆者も1台譲ってもらったものがあるので、ベッドなど手の届かない家具がある部屋で使用している。比較的音が大きく、人がいる部屋での使用には向かない。掃除時間も普通の掃除機より何倍もかかるが、ダストボックスを見ると、結構ほこりなどが取れている。掃除の効果はありそうだ。何より、時間はかかってもボタン一つで勝手に掃除をしてくれるというのが最大の魅力だろう。
 先日、最新技術について学ぶテクノサロンで、ドローンを使った動物生態調査などを行っている㈱スカイシーカー(東京都)の佐々木政聡代表から「ドローンは農業を変える」をテーマに聴いた。その中で農薬散布ドローンが印象的だった。散布の様子が動画で紹介されたが、一定のコースを記録しておけば自動的に散布してくれ、しかもコンピューター制御なので均等かつ効率よく動いてくれる。収穫時期を監視するシステムを開発している企業もあるほか、インターネットで調べてみると、害虫駆除などでも研究されているとのこと。
 掃除ロボット同様、ドローンを使ってある程度の自動化が実現すれば、農作業の負担が大幅に軽減される。高齢化や後継者不足で農業者が減少し、遊休地が増加する中、大きな助けになる可能性がある。まだまだ研究段階のものが多く、またドローン自体も駆動時間が短いなど根本的な課題もあるが、いつか田畑の上をドローンが飛び回る時代が来るのかもしれない。      (城)

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