日高町活性化へ新たな一歩
- 2017/8/23
- 日高春秋
日高町商工会青年部と同町地域振興㈱が20日、産湯海水浴場で納涼夏祭りを初開催。多くの親子連れらでにぎわった。
同青年部では昨年まで11年間、中央公民館前駐車場で「ひだかニッコリゆかたフェスタ」を開いていたが、ことしから中止。内容をより一層バージョンアップさせて、産湯海水浴場のPRや地域活性化にもつなげようと、納涼夏祭りを企画した。好評の浴衣コンテストを継続させた上で、新たに水風船キャッチゲームや大声コンテストなどユニークなイベントも取り入れており、子どもたちの笑顔があふれていた。
また、昨年までのゆかたフェスタでは来場者のほとんどが地元住民だったが、会場が産湯海水浴場となったことで、この日泳ぎに来ていた京阪神方面の客もイベントに参加していた。そういったことを考えると、イベントの開催日をもっと前倒しして海開き直後にしたり、地元産品を販売する軽トラック市のようなイベントも同時開催したりすれば、より一層海水浴場やまちのPRにつながったかもしれない。
さらに、ことしは由良町商工会青年部の協力を得たのも大きなポイント。広域観光の振興はかねて言われており、今後もそれぞれの町のイベントに参加、協力するなどして、お隣の町同士が手を取り合って観光を推進していってほしいと願う。特に由良、日高町は美しい海岸線でつながっており、県道拡幅の課題さえクリアできれば、白崎海洋公園、温泉館、産湯海水浴場などを結んだ観光ルートも設定できる。
いずれにしても、今回の納涼夏祭りが今後のまちの活性化への新たな一歩になったと、期待している。 (吉)