ガチの勝負に女性も興奮

 横綱白鵬の記録に湧いた名古屋場所が終わった。1月、3月と稀勢の里が連続優勝を決め、5月、7月は復活した白鵬の強さが際立ったが、若い日本出身力士が着実に力をつけてきており、それに伴い相撲人気が高まっている。
 NHKの中継を見ていてとくに感じるのは、館内に女性の姿が増えていること。ボクシングに比べると力士のぶよぶよの体がやわらかいせいか、まだ「見ていられる」のだろう。琴奨菊のコトバウアーなどそれぞれのルーティーンも面白く、勝敗に一喜一憂する姿を見る。
 土俵の真下、「砂かぶり」ともいわれる最前列のたまり席、花道の近くには着物姿の女性もちらほら。なかには毎日同じ席に座っている相撲ファンにはおなじみの人もいて、先の名古屋では毎日、西の花道近くに「白鷺の姉御」と呼ばれる着物姿の女性がいた。
 テレビにはあまり映らないが、土俵から遠い座席にはご当所力士の応援団が陣取り、好きな力士の名前を書いたボードを手に大声援のチビッコも。遠藤や宇良といった人気力士の躍進とともに、ここ1、2年で館内の景色もずいぶんと変わってきた。
 この人気の高まりにテレビでは相撲の特番が多くなり、またそれに乗っかろうと、相撲に詳しい相撲芸人、スー女アイドルが続々登場している。有名なデーモン小暮ややくみつるのほか、最近では漫才コンビ「ナイツ」の塙、女子アナでは「あさチャン」の夏目三久らが目立つ。
 次は9月の秋場所。まずは稀勢の里、照ノ富士、遠藤ら故障力士が完全復活し、大関候補の玉鷲、御嶽海がさらに破壊力を増し、成長著しい阿武咲、宇良、北勝富士が無敵の白鵬にどこまで通用するか。さらに老若男女を興奮させるガチの闘いを見せてほしい。  (静)

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