御坊市の藤田小学校(久保豪史校長)で13日に北吉田蓮保存会(佐竹成公会長)の出前講座が開かれ、5年生30人が大賀ハスの歴史などを学んだ。
地元にあるハスに関心を持ってもらおうと初めての試み。元教諭で同保存会メンバーの芝洋平さんが講師を務めた。芝さんは大賀ハスについて「1951年に千葉県で地下6㍍の土の中から実が見つかった。調べると、2000年前の実であることが分かり、現存する中では世界最古の花といわれています」と分かりやすく紹介。藤田町出身のハス博士、故阪本祐二氏の功績や、舞妃蓮の歴史なども説明。児童たちはメモを取り、熱心に聞いていた。
ハスの栽培セットもプレゼントされ、「発芽から生育する様子を自分の目で見て勉強してほしい」と呼びかけた。