ゆらっと紀州 かま屋を厨房に

 由良町は、中地区の古民家を活用した地域交流施設「ゆらっと紀州」の一角に調理場を整備する。かつて「かま屋」として使われていた部屋を改修して、現代の厨房(ちゅうぼう)としてよみがえらせる計画で、同施設での食事提供や料理教室の開催などにつなげていく。現在、設計を行っており、今秋にも着工し、来年3月末完成を目指している。
 ゆらっと紀州の建物は平成23年に所有者から町に寄贈を受けた通称「旧原邸」。敷地は約2400平方㍍で、建物は築百数十年。このうち母屋は見学や会議ができるスペース、長屋門は改修して産品販売所にしたほか、トイレ新築、駐車場整備も行って27年3月にオープン。地域活性化や観光PR、交流の場として活用されている。また、昨年は延べ床面積79平方㍍と48平方㍍、いずれも木造2階建ての蔵の改修も行っており、展示スペースなどでの活用を考えている。
 今回、改修される旧かま屋は、母屋の東奥にあり、面積は40平方㍍。かつてのかまどは残っていないが改修などの手は加えられておらず、現在は物置として利用されている。改修の設計・監理は門前の山﨑アトリエ(山﨑雅史代表)が151万2000円で請け負っている。まだ詳細は決まっていないが、壁や梁(はり)をできるだけそのまま活用して水回りやコンロを整備し、調理台などを配置。調理ができるだけでなく、料理教室も開けるような設備にしていく。総務政策課は「食事を提供して古民家レストランのような活用や食生活改善推進協議会などの研修の場として活用していきたい」と話している。

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