中国地区大学野球新人戦 日高町出身・徳山大の楠岡投手が敢闘賞

 先月、岡山県営野球場などで開催された中国地区大学野球連盟の第31回中国地区大学野球新人戦で、日高町原谷出身、徳山大(山口県)2年の楠岡利之投手(19)が最高殊勲選手賞に次ぐ敢闘賞を受賞した。楠岡投手は3試合に登板。2回戦では1点を守り抜いて見事な完封勝ちをおさめると、残り2試合は好救援し、徳山大準優勝の原動力となった。
 楠岡投手は右投げ右打ち、177㌢・70㌔の本格派右腕。2回戦の至誠館大戦では初回の1点を守り抜いて6安打完封勝ちをおさめ、3回戦の環太平洋大戦は1―0の9回に登板して1イニングを無得点に抑えた。吉備国際大と激突した準決勝は、0―0で1死満塁から攻撃が始まるタイブレークに突入した10回からマウンドに立ち、この回裏に3点を奪われて追いつかれるも、再び3点のリードをもらった11回は1点に抑えてチームを勝利に導いた。
 小1春から内原少年で野球を始め、日高中のときには軟式野球のクラブチーム、和歌山スリーアローズのエースとして大活躍した。高校は紀央館に進学し、1年から夏の紀三井寺を経験。和歌山大会で2年夏にベスト4、3年夏に8強入りした。春12回、秋9回の全国出場を誇る中国地区1部リーグの徳山大では1年春からリーグ戦に起用され、いまは最速141㌔の速球、カーブやスライダー、フォークなど切れのいい変化球を制球力よく投げこみ、高校時代からひと回り成長した投球を見せている。
 新人戦は1、2年生を中心に熱戦が展開され、秋のシーズンのステップとなる大会。6月23日から25日までの3日間、1~4部の20チームがトーナメントで争った。
 徳山大はこの大会3年連続の準優勝で、楠岡投手は敢闘賞受賞にも「うれしいことはうれしいですけど、優勝したかったので悔しい思いがあります」。今後については「1年の春から先発させてもらって3シーズンとも1勝ずつだったので、もっと勝てる投手になりたい。エースに負けないように1勝でも多く勝つことができれば」と秋の飛躍を誓った。大学卒業後は「社会人野球へ進むこと」を目標にしており、「これから結果を残していきたい」と闘志を燃やしている。
 

関連記事

フォトニュース

  1. こうやって来てくれたら助かるわ

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る