好きこそものの上手なれ

 人生のテーマは「一生遊ぶ」。何ともうらやましい生き方だが、それを実践している人がいる。先日、由良町とふるさと協定を締結している摂南大学の学生たちが同町でフィールドワークを行った際に、講演を行った一般社団法人白崎観光プラットフォームの中西剛史代表理事である。
 講演では、自虐的でもあるが、学生時代の偏差値は「27・8」で、漢字を勉強し始めたのは働き始めた20歳になってからと紹介。遊びでやっていたダイビングがいまのインストラクターという仕事になり、白崎海洋公園を運営して観光振興に携わるようになった。「日本一の会社をつくる」を目標に掲げ、ダイビングスクールとして日本一の栄冠に2年連続で輝いた実績も。遊ぶことが好きで、遊ぶことが得意、それがたまたま仕事になったといった感じ。失礼な話、ずいぶん適当な生き方だと思ったが、その遊びに対する情熱や好奇心のすごさは相当なもの。しかも、ぶれていない。例えばこれが遊びに対してではなく、勉強や他の仕事が好きだったとしても、同じようにそれに対して全精力を費やし、素晴らしい成果を上げていたのではないだろうかという、力強さを感じた。
 社会面の記事では紹介できなかったが、中西氏は学生に対して「人生のテーマはあるか。やりたいことはあるか。夢中になれることはあるか。好きなことをやっているか」と質問。その上で若い時から、何か信念を持って貫いていくことの大切さを訴えるとともに、「嫌々やることならやめろ」とアドバイス。「好きこそものの上手なれ」ということわざ通りの生き方に、老若男女問わず考えさせられるところがあるのではないだろうか。(吉)

関連記事

フォトニュース

  1. 御坊で会いましょう!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  2.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  3.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  4.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  5.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
ページ上部へ戻る