御坊市が魅力発信の観光戦略策定

御坊市が昨年度から策定作業を進めてきた、御坊の魅力を生かしたオリジナルの観光プロモーション戦略が完成した。「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をテーマに、御坊に愛着を持つ人を増やしていこうとターゲット別に8つのプロジェクトを立案。フラワークラフト体験、美人の里ツアー、寺内町トラベルなど地域資源を最大に生かした企画で、2万部作成したパンフレットでPRしていく。
 地方創生加速化交付金事業を活用した「わがまち魅力発信事業」の一環。企画内容は大手広告代理店に委託し、昨年度1年かけて市内のまちづくり団体からの聞き取り、地域資源の洗い出し、県内外の若者らを招いての「旅考ワークショップ」等で出た意見などを基に立案した。
 小さい子どもを持つ県外の家族連れ、大阪の20代独身女性、御坊出身で県外で暮らすファミリーなど8つのプロジェクトそれぞれにオリジナルのストーリー性を持たせ、イベントや体験、ツアーを提案している。
 近畿在住の鉄道好きファミリーを対象にしたプロジェクト案は、紀州鉄道のレトロ感と寺内町の歴史的な空間を組み合わせた「寺内町タイムトラベルツアー」、紀州鉄道の体験プログラムを作り、駅ごとの食べ歩きを楽しむ「紀州鉄道まるごと体験」を企画。近畿在住イベント好きOLをターゲットにしたプロジェクトでは、宮子姫伝説をツールとして美人、美髪、恋、子宝など女性の興味を引くツアーコースを提案している。8プロジェクトはすべて方向性を示しただけで、具体的な内容は市や関係団体、サポーターを募って立ち上げる予定の「御坊魅力向上プロジェクト」を核に検討、企画、実施していく。
 本年度は御坊魅力向上プロジェクト立ち上げを進め、来年度から本格的にスタートさせる計画。プロジェクトが立ち上がれば御坊周辺や御坊祭に訪れる若者、御坊出身で近畿圏在住の大学生にインターネットなどを活用してサポーターになってもらえるよう呼びかけ、1人でも多くの「御坊ファン」を増やしていく。企画内容はサポーターらからアイデアを募り、実際の参加も促すことで、多くのサポーターに何度も御坊に来てもらう仕組みを作るのが最大の狙いだ。
 市企画課では「これでプロジェクトの方向性が決まったので、住民や関係機関と一緒に具体的な企画を考えて、まさに1万人が100回来る御坊を目指したい」と張り切っている。
 

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