和田勇顕彰会 7月15日にシンポジウム開催

 東京オリンピック(1964年)を日本に呼んだ御坊の偉人、和田勇氏の功績を全国にアピールしようとことし3月に発足した和田勇顕彰会(会長=吉田擴御坊商議所会頭)の第2回会議が2日、御坊商工会館で開かれ、7月15日に初のシンポジウムを開催することを決めた。講師は和田さんの歴史にも詳しい「博多の歴女」、白駒妃登美さんが務め、和田さんのオリンピック秘話や生き方を講演する。
 和田勇氏の功績を多くの人に知ってもらおうと、御坊市や御坊商工会議所など19団体で顕彰会を結成。2019年に放映されるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に和田氏を登場させてもらうプロモーション活動、パンフレットやクリアファイル、バッジの作製などを事業計画に取り組んでいる。PR活動の一環で今回、和田氏を広く一般市民に知ってもらおうとシンポジウムを開催することにした。
 第1部は白駒さんの講演。「祖国を思う心~和田勇さんのオリンピック秘話~」がテーマ。白駒さんは福岡市在住。幼いころから伝記や歴史の本を読み、登場人物を自分の友達のように感じながら育った。福沢諭吉に憧れて慶應義塾大学に進学。卒業後は大手航空会社に入社し、国際線に約7年乗務したが、その後大病を患った。命と向き合う中で先人たちの生きざまを振り返り「いまを受け入れ、最善を尽くし、平然と生きる」と覚悟を決めた。病状は奇跡的に回復し、先人たちの志や思いに触れる歴史の講演を全国で展開。いまでは年間200回をこなす売れっ子。和田勇氏の功績にも詳しく、奉仕の精神や生き方を伝える講演を全国で行っていることから講師にピックアップした。
 
 第2部は、御坊ロータリークラブが行っている和田勇物語感想文で最優秀賞に輝いた小中学生が作品を発表する。シンポジウムは午後1時半から御坊市民文化会館小ホール。申し込み不要で入場無料。定員250人。ポスターやチラシを作製しており、多くの来場を呼びかけていく。
 このほか和田氏の功績を分かりやすく記したパンフレットを1万5000部、クリアファイルは3000部を作製。御坊寺内町会館には和田勇コーナーの設置へ準備を進めている。吉田会長はあいさつで「NHK大河ドラマの主人公の一人は、和田氏と非常に親交のあった人なので、ドラマにも登場する可能性が高い。力を合わせ、御坊の偉人をアピールする活動を展開していこう」と呼びかけた。

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